今回は離れた場所の温度をLCDに表示させるという内容になります。
それでは、いってみましょう。
実験回路
全体図です。

個々に見ていきましょう。
マイコン-LCD間です。

マイコン-XBee(親機:C)間です。

XBee(R)-温度センサ(LM35DZ)間です。

以上になります。
XCTUの設定
前回の設定と違う点のみ説明させていただきます。

親機側と子機側の2つにわけて説明します。
親機側
XCTU画面の下図について、赤枠部分のように設定を変更します。

親機はこれだけです。
子機側
XCTU画面を下のほうにスクロールしていくと図のような画面がでてくるので赤枠のように設定します。その後黒枠部分をクリックし書き込みます。

さらに下にスクロールしていくと図のような項目があるので赤枠のように設定します。

“3E8″は16進数時の表記です。10進数に直すと”1000″になります。
これは子機側から親機側に1000msおきに情報を送ることを意味します。
子機の設定は以上です。
LCDに温度出力までの流れ
こんな流れになっております。
温度センサが温度を電圧として検知
XBee(R)はこの電圧をAD値に変換し、XBee(C)に送る
AD値を受け取ったXBee(C)はマイコンにこの情報を送る
マイコン上でAD値を温度に計算して、LCDに表示させる
以上になります。
実験
早速やってみましょう。再生時間は2分40秒くらいです。
最後に
今回は温度センサを題材にしましたが、AD変換を使うものであれば他の物でも遠隔監視できます。
例えば、赤外線式の距離センサや加速度センサなどです。
つまり、物体の距離や角度を遠隔で監視することができるようになります。
さらに、拡張できるのはAD変換だけではありません。今回は子機側の19pinをアナログpinにしましたが、I/Opinにすることもできます。
こうすることで以下のようなこともできます。
例えば子機側にスイッチをつけます。親機側にLEDをつけます。
子機側のスイッチを押せば、離れた場所にある親機側のLEDを点灯させることだってできるのです。
興味がありましたら、みなさんやってみてください。
本日はここまでです、毎度ありがとうございます。