前回は離れた場所のGPS位置情報を無線化し、LCDに表示させました。
今回は目的地の緯度、経度(文字)を無線で送信&受信してみました。
以前、APIフレームを使ってこんなことをやりました。
今回はトランスペアレントモードを使用しています。以前との違いの一つです。
記事の最後にノリユキの野望を書いていますので、どうか最後までお読みください。
それでは、いってみましょう。
実験回路
送信側と受信側に分けて説明をさせてください。
送信側
PCとXBee(C)[親機]のみです。文字を送るソフトはXCTUを使います。
特にそれといった配線はありません。
以上です。
受信側
全体図です。
個々に説明します。
XBee(R)[子機]-マイコン(ATmega168)間の配線です。
LCD-マイコン間の配線です。
以上になります。
XCTUの設定
XBeeのXCTUの設定については、前回と同様になります。
興味のある方はこちらをご参照ください。
LCD表示までの流れ
こんな流れでLCDに緯度経度情報が出力されています。
①XCTU上に緯度経度情報を入力
②XBee(C)->XBee(R)に緯度経度情報を無線通信
③マイコンがXBee(R)から緯度経度情報を受け取る
④-1LCDに緯度経度情報文字を出力
④-2緯度経度情報の文字->数値に変換
この点については、ノリユキの野望のところでコメントをさせてください。
以上です。
実験
それでは、実験です。時間は4分くらいです。
ノリユキの野望
私は目的値まで自動で行くことができるラジコンまたはドローンを設計することを野望にしています。
これが電子工作編の大目的です。
前回記事をこの野望に置き換えてみます。GPSとXBee(R)はラジコン側に取り付けます。ラジコンの現在地を無線通信して操作側でモニターします。
今回の記事も同様に置き換えてみます。操作側にXBee(C)、PCを持たせて、操作側から目的値をラジコン側に送信します。
これで操作側で目的値と現在地の両方をモニターできます。
これまで無線通信、GPSに注力して実験していたのはこの野望ためです。
あとはラジコン側にて”目的値”≒”現在地”にするためには、どのような制御をするかを決めるだけです。
これをするためには緯度、経度の情報を文字から数値に変換する必要があります。
そのために上の④-2のような手間をかけました。
これがクリアになれば、野望達成に大きく近づきます。
しかしこの制御が今まで電子工作をしてきた中で一番難しいです。すぐにはできないでしょう。
できるようになったらブログ&動画で報告します。気長にお待ちくださいませ。
本日はここまでです、毎度ありがとうございます。