前回はカウントダウンタイマーが動作をする記事を書きました。

今回はアイキャッチに印をつけた加速度センサーの記事になります。
スマートフォンを傾けると表示がこんな風に傾きますよね。

これは加速度センサーの効果です。
今回は加速度センサーを使って物体を傾けたときの角度をPCに表示させてみます。
それでは、いってみましょう。
加速度センサーの原理
加速度センサーは重力などの加速度を検出することができます。
どのような原理で検知するかについて、3段階にわけて説明をさせてください。
まずは、下図のような状態をイメージしてください。

加速度センサーの検知方向が青色矢印です。赤色矢印は重力の方向です。
図は重力方向と加速度センサーの検知方向が90度違います。
この場合はセンサーは加速度を検知できません。
次に下図を見てください。加速度センサーをすこし傾けた場合です。

図のように重力を分解してみます。黄色い矢印と緑色の矢印に分けることができました。
緑色の矢印は加速度センサーの検知方向と方向が同じです。
加速度センサーは緑色の矢印の成分を電圧として検知します。
最後に下図のようにさらに加速度センサーを傾けた場合です。

加速度センサーの検知方向と重力の方向が完全に一致しています。これを電圧として検知しています。この検知の大きさはセンサーを少し傾けたときよりも大きくなります。
つまり、センサーにかかる加速度が大きいほど、センサーに加わる電圧が大きくなります。
この電圧の大きさをマイコン側に与えることで、物体の傾きを求めることができます。
今回の回路
図に示します。上図が実機、下図がイメージになります。


簡単に説明すると、加速度センサーが物体の傾きを検知すると、その情報をマイコン側に流し、PC,LCD上に傾きを表示させる回路になります。
前回の記事のプログラムをいじってほぼ1秒ごとの傾き度合いをPC上に出力するようにしました。
説明は以上です。早速うごかしてみましょう。
動作してみました
動画を貼り付けました。再生時間は2分以内です。是非見てください!
物体を傾けることで傾けた角度を1秒おきにPC,LCD上に出力させることができています。
この時間応答は加速度センサーだけに限りません。温度、湿度などでも使うことができます。
その記事はこちらになります。

本日はここまでです、毎度ありがとうございます。