電子工作

ロータリーエンコーダを使ってステッピングモータの正転&逆転速度、角度を制御[電子工作、動作編]

ノリユキ
ノリユキ
いらっしゃーい。電気電子のノリユキです。いつもこのブログをみていただきありがとうございます。

前回はロータリーエンコーダを使ってDC(直流)モータの回転数を制御しました。

ロータリーエンコーダを使ってDCモータの回転数を制御[電子工作、動作編] 前回は赤外線式の距離センサを使って物体とセンサ間の距離を測りました。 https://noriyukiblog.com/2...

今回はDCモータではなくステッピングモータの正転、逆転、速度、角度を制御します。制御方法は前回同様ロータリーエンコーダを使用します。

母ちゃん
母ちゃん
ステッピングモータって何よ!?
ノリユキ
ノリユキ
実験して確認しよう

今回実験で使用するステッピングモータはこのような形をしております。

それでは、いってみましょう。

実験

お母ちゃん
お母ちゃん
いつもと違っていきなり実験なのね!?
ノリユキ
ノリユキ
そのほうが説明しやすいと思って

早速実験です。時間は2分30秒です。

スイッチを押すことで”停止”、”正転モード”、”逆転モード”、”角度調整モード”を切り替えできるようにしています。

ロータリーエンコーダを使ってモータの速度制御をしました。

母ちゃん
母ちゃん
動いているところを見て確認できるのはいいわよね!
ノリユキ
ノリユキ
ありがとうございます

ステッピングモータの特徴

実験から以下のような特徴があることがわかりました。

*正転だけでなく、逆転もできる

*速度変更ができる

*角度の調整ができる

*高速回転には向かない

*脱調することがある

お母ちゃん
お母ちゃん
脱調ってなに?
ノリユキ
ノリユキ
実験時に急にモータが止まっちゃったでしょ、あれのこと

実験回路

全体図になります。

個々に見ていきましょう。

マイコン(ATmega168)-ロータリーエンコーダ間の接続です。

次にマイコン-スイッチ間の接続です。

赤字部分がマイコンのポートpinになります。5Vはマイコン側の電源からとっています。

スイッチの役割について説明をさせてください。

*スイッチ1はモータ停止。

*スイッチ2は正転。

*スイッチ3は逆点。

*スイッチ4が角度微調整モード

となっております。

最後にマイコン-ステッピングモータ間の接続です。

茶色赤色青色、黄色、白色と記載しているのは、ステッピングモータ側の配線の色です。

お母ちゃん
お母ちゃん
この部分は前回よりもさらに複雑ね
ノリユキ
ノリユキ
これでも手を抜いたんだけど。。

上記の回路は本当は下図のようにダイオード(赤色)をつけたほうがよいです。理由はトランジスタをモータの逆起電力から保護するためです。

お母ちゃん
お母ちゃん
全然意味がわからないんだけど
ノリユキ
ノリユキ
説明しよう!
お母ちゃん
お母ちゃん
あっ!悪いんだけど、あんた話長いからいいわ!

またどこかで機会があればお話します。。

ステッピングモータの回転方向/回転速度/脱調

時計回りは、マイコンのPB4,PB5,PB6,PB7のpinを下記の順にhighにします。

①PB4=high(PB5/6/7 = low)

②PB5=high(PB4/6/7 = low)

③PB6=high(PB4/5/7 = low)

④PB7=high(PB4/5/6 = low)

これを繰り返します

反時計回りは、マイコンのPB4,PB5,PB6,PB7のpinを下記の順にhighにします。

①PB7=high(PB4/5/6 = low)

②PB6=high(PB4/5/7 = low)

③PB5=high(PB4/6/7 = low)

④PB4=high(PB5/6/7 = low)

これを繰り返します

回転速度は①~④のhighの時間を変えることでできます。

回転速度を遅くする場合はhighの時間を長くします。速くしたい場合はhighの時間を短くします。

ノリユキ
ノリユキ
正転、逆転モード時のロータリーエンコーダの効果はこれです

しかしhighの時間を短くしすぎると、実験のようにモータの回転が止まってしまいます。

これが脱調です。

ステッピングモータの回転角度制御方法

ロータリーエンコーダで回転角度制御を実施しました。

どのようにやっているかについては、話が長くなるため割愛させてください。

母ちゃん
母ちゃん
あんたの話は長いから仕方ないわね
ノリユキ
ノリユキ
プログラミングの説明が必要、プログラミング編でね

本日はここまでです、毎度ありがとうございます。