2023年、約13.5年かかりましたが奨学金600万円を完済しました。
多額の借金をしてまで私は大学生活を送ったわけですが、社会人になり返済することで、それに見合う以上の対価を得ることができたと私は思っています。
……ところで皆様はなぜ大学を受験しょうと思いましたか?
“親に言われたから”という方もいれば、”OOをしたいから”と野心を持って受験された方と十人十色でしょう。
今回は借金完済記念と題して、私の大学受験についてお話をします。
私にとって大学受験は人生のターニングポイントの1つです。前編、中編、後編の3部作になります。
今回は前編:なぜ大学受験をしようと決意したかについてです。
これは高校時代実家で撮影したものです。なぜ不機嫌そうなのか不明です。。
これは高校入学式の写真、、緊張で顔がこわばっているようです。そのため、私以外の生徒も顔がこわばっていました笑
話がそれてしまい申し訳ございません。
それでは、いってみましょう。
初めの受験理由は”なんとなく”
私は県立高校入試に失敗し、偏差値が50以下の私立高校に通っていました。
しかし私は大学に受験するクラス(この高校では上のほう)にいたため、担任から”大学受験しなさい”と言われてました。
そのため、”大学受験”=”言われたからとりあえず受験する”という感じでした。当初自分の意志で大学を受験るという気持ちは持っていませんでした。
月日が経過し、高校2年6月のことです。”バカ高校だから早いうちに受験勉強の準備しなきゃダメだよな”と何となく思いました。
そこで”受験勉強ってどうやるのかな?”と思い、先生のところに聞きに行きました。
伺ったのは担任ではありません、千葉大出身の先生です。(すごい大学出身なのになぜこの高校の先生なの?と今でも思っています)
。。でもこの先生がいなかったら、今の自分はないといっても過言ではありません。
先生から借りた本が衝撃的
受験勉強の方法をその先生(以下恩師)に聞きに行きました。もちろん勉強方法を教えてもらえるのかなと思ったのですが、違いました。
“ノリユキ君、勉強する前にこの本読んでみなよ”
しぶしぶ読むことにしました。本のタイトルは忘れてしまいましたが、、まとめると
今の若者は親に甘えすぎている!
早いうちに親から離れて、独り立ちしなさい!
世界に羽ばたくことができ、親のありがたみを感じることができるだろう
私は読書は苦手だったのですが、この本だけはスラスラ読めました。読んだ後、衝撃を受けつつ、自分を一度見つめてみました。
“今までの私”=”クズ”だった
見つめ返してみると、本当にどうしようもない人間でした。正直クズです。。
*お袋にすぐキレる
*弟に八つ当たりをする
テレビで”だらしのない息子”で特集されたら真っ先に私が選出されそうです。。
今思ってみると、自分の責にするのがイヤだから立場の弱い人に八つ当たりをしてたんだと反省しております。
本にある”親に甘えすぎ”という文章が、私の心に突き刺さりました。
“このまま家の中にいたら、俺はクズのままだ”
2001年6月未明、私は親離れをするために、大学受験を決意しました!
(今思い返すと、自分で決めて実行に移したのはこれがはじめてだったかな。それまでは相手に合わるためまたは誰かに言われたからやるという人生を送っていたんだなと。)
親離れのための大学選び
さあ、独り立ちへの挑戦がスタートします。まずは大学選びです。
“お金をかけず&遠方の大学”を選ぶ必要があります。それに合う条件はすぐに決まりました。
遠方の国立大学
遠方の国立大学であれば、私立程学費がかからず独り暮らしができると考えました。
具体的にどこの大学にしたかと言いますと、母校のもう一人の先生が別の国立大学出身でした。遠方の国立大学です。
その先生に話をして、その大学を見学して即決しました。”この大学を第一志望にしよう”と。
行く大学が決まれば、次は勉強です。これは恩師に相談しました。快くオススメ参考書を教えていただきました。
予備校は通いませんでした。私立高校に行って両親に迷惑をかけたからです。
さぁ、準備ができました。勉強開始です。
目的が明確になればバカな人間だって頑張る!
自分で言うのもなんですが、よくあんなに勉強できたものだなと感心しております。
*平日は5~6時間は勉強→平日の睡眠時間は5時間未満(3年時)
*授業中も可能な場合は受験勉強という名の内職
*休日は市民図書館でopenからcloseまで勉強(3年時)
*夏休みは週一で勉強しない日(3年時)
*模擬試験は月1回受験(試験慣れするため)(3年時)
中学時代は”勉強しなさいっ!と口うるさく言っていたお袋が”たまには休んだら”と心配されるくらい勉強していました。
大学受験の目的が明確になった(自分で目的を見つけることができた)からこんなに勉強ができたと思います。
恩師は勉強を教えていただいた以上に大人になるためのキッカケを与えてくれました。こういう方を”先生”というんだと私は今でも思います。
前編まとめ
甘えん坊でクズである私を変えるため、遠方の国立大学で独り暮らし(親離れ)をすることが大学受験理由というお話でした。
両親は”なんで近場の大学にしないのかしら?”と不思議に思っていたに違いありません。当時はその理由を恥ずかしくて言えませんでした。
でも不思議に思っていても追及することなく、私を応援してくれた両親には今も感謝です♪
次回は中編:大学受験編です。滑り止め大学に落ち、絶体絶命状況からの大逆転劇になります。
本日はここまでです、毎度ありがとうございます。