副業/転職

[決着編]停電年次点検で非常用発電機が動かない。。。

ノリユキ
ノリユキ
いらっしゃーい。か弱いおっさん、ノリユキです。いつもこのブログをみていただきありがとうございます。

2024年年末に副業設備の停電年次点検がありました。以前こちらの記事で報告しておりますが、飛ぶのが面倒だと思います。この記事で最初から説明させていただきます。

2024年目標はズダボロです。。っん!!?? 久しぶりの1か月で2記事目の投稿です。"時間があれば書ける"というものでもないのですが、書きましたとも! はやいもので、2...

私は2024年度から電気の責任者ではなくなり、停電年次点検は参加するつもりがありませんでした。いつもやっていることなので特に大きな問題もないと思っていたからです。

だがしかし、、参加者の中に私が入っていたので、参加することに涙

停電準備を済ませ、停電作業に参加するため、キュービクルに駆け付けると、仲間が

“発電機が動かないっ”と言うのです。状況が読み込めていないので確認してみると、、

停電すると非常用発電機が動くはずなのですが、動かないのです。。調べてみるとこの27Rが停電しても接点が変わらないことが分かりました。

この27Rについて、簡単に説明させていただくと。

この27Rを使った発電機シークエンスです。

ただ、最初の写真ですが、拡大してよく見ると接点が停電になっているではありませんか!!実はこのようなことがおこっていました。

実は、このカチカチの後、、非常用発電機動いたのです。この様子から原因を推測してみました。

どうも停電しているにも関わらず、X-Y間に電圧が残っていた可能性があるようです。27Rのコイル端子を基盤に着け直そうとしたときに、コイルで電力消費が発生して、X-Yの電圧が低下し、27Rを基盤に着け直したら、発電機運転といったところでしょう

ちなみに、停電から復電時は非常用発電機シークエンス通り停止しました。問題なしです。

この原因が解決できなかった場合はこのように考えております。

ここまでが前記事の内容です。

母ちゃん
母ちゃん
そのまま前記事パクってきただけ笑

今回は決着編です。なぜ発電機が動かなかったのかわかりました。ご報告いたします。

結論から先に書けば良いのですが、時間系列で書きました。私がその時々にどのように考え行動したかをみてもらいたいからです。

母ちゃん
母ちゃん
いや、あんた結論先に書いてるし笑

それでは、いってみましょう。

結論:停電の仕方が悪い!

はじめに停電(商用電源:0V)から非常用発電機運転、それにより切替機が商用電源->発電機電源に切り替わるのですが、その流れの回路を確認することにしました。

切替機への商用電源と非常用発電機電源はここから取り出しております。

それらの電源のon/offにより、切替機は以下のように動作するようです。

ここで一つ疑問が発生します。

“発電機はどのようにして、停電を検知しているのだろうか。”という疑問です。

ブレーカ周りを見てみると、、、

この回路をみて改めてわかったことがあります。それは、、

商用電源電圧検出のブレーカが非常用発電機と切替機で異なるのでは?がということです。こちらを参照ください。

このように回路をたどっていくと、停電検査時、怪しい行動が浮かび上がってきました。業者様はこの赤枠のブレーカのみをon->offさせていたからです。

(私はてっきりPASを切って停電させていると思っていたのですが。。)

このやり方では非常用発電機は動かないはずです。これらの説明から明らかです。

つまり、青枠ブレーカをOFF時、非常用発電機の27Rが動くことを証明できればこの件はケリがつきます。それを証明します。

ブレーカon時

ブレーカoff時

27Rが動いていることが確認できました。27Rに問題ないことが証明されました。

注1:これをやる場合は、非常用発電機を自動->試験(手動)に切り替えております。自動にすると非常用発電機が動作するからです。

注2:非常用発電機の発電電圧を保安回路に渡すためのブレーカは念のため、on->offにしております。このブレーカをonのままにして、万に一つ非常用発電機が運転して、切替機が商用電源->発電機になることはないことは承知しておりますが、念には念を。

この27Rが動けば、非常用発電機が動くことは年末の年次点検写真で証明されております。

これにより非常用発電機側にも問題ないことが証明されました。

(上の写真のように27Rが動いたのは、ちょうどその時PASが切れたのでしょう。)

これらのあわせ技により、非常用発電機が動かなかったのは停電の仕方が悪かったことがわかりました

PASを切ってやればこんな証明せずに済みましたのに。。。

まとめと注意

停電にも関わらず、非常用発電機が動かなかったのは、停電の仕方が悪かったからというお話でした。

しようもないお話で申し訳ございませんでした。お詫び申し上げます。

PASを切らずにやる場合は、2つのブレーカをOFFする必要があります。そうすることで、非常用発電機運転->切替機(商用電源->非常用発電)が切り替わります。

ここで皆さまに気を付けていただきたいことがあります。

*これらの実験及びブレーカをOFFするときは、電気の責任者に相談してください。

できれば責任者にやってもらった方がよいです。

今回はキュービクル側のブレーカなので尚更です。。それにも関わらず、私は今回責任者に相談しておりません。理由は以下2点です。

*報告書に27R不具合と書かれると困る(27R壊れていないのに)

⇒急ぎで原因調べる必要があった。

*電気の責任者が電気のことをわかっていない(これが一番困る!)

私はこれらのブレーカをOFFしても問題ないことをシークエンスで確認した上で実施しております。

もし、他の方に迷惑がかかると賠償問題になりかねません。真似しないでください。

今回はここまでです、毎度ありがとうございます。