前回は離れた場所の温度をLCDに表示させるということをしました。
温度センサの温度データをXBee(子機:R)からXBee(親機:C)に送ってLCDに温度を表示させていました。
今回はXBee(C)から指示を送ります。その結果、XBee(R)のLEDを点灯/消灯させてみます。
それでは、いってみましょう。
実験回路
全体図です。
個々に見ていきましょう。
XBee(C)側は写真の通り特に接続しているものはありません。
XBee(R)周辺の接続はこのようになっています。
以上になります。
XCTUの設定
前回との相違点のみ記載します。
XBee(C)は前回と同じです。
XBee(R)はこの部分のみです。
XBee(C)だけでなくXBee(R)もAPI enableに設定しました。
以上です。
APIフレームについて
XBee(C)からXBee(R)に向けて、LEDの点灯/消灯を制御させるためにAPIフレームというものを使います。
タイピングして、LEDを制御する方法もあるのですが、作業が面倒なのでAPIフレームを使いました。
次にAPIフレームの設定方法です。
XBee(C)からLEDの制御情報を送るため、XBee(C)についてAPIフレームを設定します。
下図の画面から赤枠のXBee(C)をアクティブにした状態で右側の茶色枠をクリックします。
下の画面がでるので、赤枠をクリックします。
次にこのように設定してください。
少し説明させてください。
64-bit dest adressについては000000000000FFFFと設定することで全体に送信することができるようになります。
簡単操作のため、このように設定しました。
AT commandについては18pinはD2,17pinはD3と入力します。
parameter valueは05はhigh(LED:on)、04はlow(LED:off)となります。
設定は以上になります。
このようにあらかじめLEDの点灯/消灯を設定しておくことで、簡単にLEDを制御できるようにします。
これがAPIフレームの長所の一つです。
実験
さっそく実験です。時間は2分です。
動画のようにXCTU上で予めAPIフレームを作っておけば、パソコンを2クリックするだけでLEDのON/OFFができます。
また応用も利きます。
本日はここまでです、毎度ありがとうございます。