ノリユキ
いらっしゃーい。第3種電気主任技術者(電力)なぜなぜシリーズはじめまーす
電気主任技術者の勉強をしていると”表皮効果“という言葉を聞いたことがあると思います。
“表皮効果は交流回路において、電線表面において電流が集中する現象”
という風に参考書やネットでは書かれていますが、なぜそのようになるのかについてはほとんどふれていません。
今回はその理由について、私なりに調べてみました。
私の見解が本当に正しいのかどうかわかりませんが、この記事をみてなんとなく外側に電流が集中するイメージをつかんでいただけると幸いです。
それでは、いってみましょう。
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私の見解

図のように、交流回路の導線に電流が流れます。
電流が流れると右ねじの法則より磁界(青矢印の向き)が発生します。
この磁界が発生したことにより、この磁界の発生を妨げるように渦電流(黄色矢印)が流れます。
図のような感じになると思います。

渦電流の向きに注目してください。
導線表面は交流回路による電流(赤色)と渦電流(黄色)の向きは同じです。
しかし、導線中心部はどうでしょうか?
導体中心部については、交流回路による電流と渦電流の向きは逆向きです。
これが中心部に電流が流れにくく、表面に電流が集中する理由であると私は考えております。
高周波電流であるほど電流が表面に流れる理由
遅くなってしまい申し訳ございません。
詳細はこちらの記事を参照下さい。

(表皮効果)周波数が高くなるほど電流がさらに表面に集中する理由(電力)
以前、表皮効果により電流が外側に流れる理由について記事をかきました。
https://noriyukiblog.com/2...
本日はここまでです。毎度ありがとうございます。
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